親子留学をする際に知っておこう!カナダの医療システム

こんにちは。カナダ在住36年、現地留学コンサルタントの真由美です。

現地での子育て経験と、これまで数多くの未成年留学生をサポートしてきた経験を生かし、「現地のお母さん」のように、いつでも安心して相談できる存在でありたい。そんな思いを大切にしながら、一人ひとりに寄り添った留学サポートをしています。

このブログでは、カナダ留学のリアルな情報や、保護者の皆さまに安心していただける情報を、現地からお届けしています。

‍

さて、最近はバイリンガル教育に力を入れる親御さんが増えており、就学前のお子様や小学校低学年のお子様を連れて、カナダへの親子留学を検討されている方からのお問い合わせをよくいただきます。

私は留学アドバイザーとして、できるだけ多くの方にカナダ留学を経験していただきたいと思っています。一方で、ご家庭の状況によっては、「もう数年待ってからの方がよいのではないでしょうか」とアドバイスすることもあります。

その理由の一つが、カナダの医療システムです。

‍

カナダでは、日本のように気軽に医療機関を受診し、すぐに診察してもらえるとは限りません。症状や受診する医療機関によっては、緊急の場合でも長時間待たなければならないことがあります。

バンクーバーには子ども専門の病院もありますが、救急外来でも数時間待つことも珍しくありません。

特に小さなお子様は、風邪をひいたり、思いがけないけがをしたりと、医療機関を受診する機会も多いものです。そのようなとき、日本と同じ感覚で医療機関を受診しようとすると、戸惑ったり、不安になったりすることもあるでしょう。

もちろん、カナダにも必要な医療を受けられる体制は整っています。ただし、日本との違いをあらかじめ理解し、万が一のときにどこで、どのように医療を受けるのかを知っておくことが大切です。

‍

以前、一度ご紹介したブログ記事ですが、カナダで子育てをしているお母様のリアルな声が綴られています。親子留学を検討されている皆さまにも、ぜひ参考にしていただきたい内容ですので、改めてご紹介します。

先日夜寝る前に息子と娘が遊んでいて家の中で小走りしていて娘が足の指の間を角にぶつけて指の間がスパッと切れてしまいました。

娘は痛くなかったようで血もあまり出なかったのですが傷がかなり深かったので緊急で病院に行く方がいいだろうと判断しました。

命に関わる病気や怪我なら「9-1-1」で救急車を呼ばなければなりませんが,命に関わる心配はないけれどなるべく早く処置を受けたい場合はどうすればいいのかについてです。

やはり急にこう言うことが起こると親もかなり慌てました。夜間や緊急でみてもらいたい場合どこに行くべきか調べて知っておくと慌てず対処できるかと思います。

 

‍

カナダの医療機関について

 

ファミリードクター

 ファミリードクターとは日本で言うとかかりつけ医のようなもので健康全般についての相談ができます。診察や定期検診などはここで行われ専門医も診察が必要となれば紹介状を書いてもらえます。ただファミリードクターに診てもらうには予約が必要なことが多いのですぐに診てもらうことは難しいです。

‍

 ウォークインクリニック

 ファミリードクターを持たない人や急ぎで診察して欲しい場合などに利用します。なぜならファミリードクターはアポイントメントを予約しておかないとみてもらえないことが多いのでたくさんの人が利用します。そのため待ち時間もかなりあります。

‍

救急病院

 ファミリードクターやウォークインクリニックが開いてない時間もしくは緊急で処置が必要である場合緊急で病院に行ってみてもらうことができます。 

娘の怪我は夜で、ウォークインクリニックが開いていない時間だったことと早めの処置が必要であると思ったので病院に行かなければならないと判断しました。

私たちの住むリッチモンドには病院の他にUPCCs(Urgentprimary care centre)と呼ばれる場所があります。生死に関する問題がない怪我や病気でUPCCsが開いている時間であれば病院ではなくこちらに行くように推奨されています。すぐに準備をしてUPCCsへ向かいました。必ず持参しなければならないものはBCHealthcare card (健康保険証) ID(身分証明書)です。

‍

 UPCCsでの処置までの流れについて
1、受付、問診 

まず受付でどのような症状かを聞かれ怪我や病気の緊急度合いや症状の深刻さなどが判断されます。簡単な問診と病気や怪我をした人自身について聞かれBCHealth care card(健康保険証)を提示します。問診では名前、生年月日、電話番号、緊急連絡先、ファミリードクター、アレルギーや持病の有無、予防注射の有無、なぜ怪我をしたのかを聞かれました。ファミリードクターの住所や連絡先はスマホなどに登録しておくことをおすすめします。緊急時に必要です。血圧や体温、呼吸の状態などもチェックしてくれました。問診が終わると名前、生年月日の書かれたリストバンドを腕に巻かれます。この問診が終わってから処置してもらうまでの待ち時間がかなり長かったです。

 

2、処置

かなり長い時間待った後に処置室へ呼ばれました。処置室は何部屋かあり全て個室になっています。処置室に入ってからナースが来てくれるまでもまたかなり待ちました。やっとナースが来てくれ娘の傷を見るとやはり縫った方がいいとのことで処置の流れを娘にもわかりやすく説明してくれました。麻酔が痛かったようですが麻酔が効いてきたらすぐに縫合してもらいあっという間に終わりました。結果、足の指の間を4針縫いました。 

処置後に説明があり1週間経ったらファミリードクターに抜糸に行くこと、市販の消毒薬(polysporin)を1週間塗ること、麻酔が切れて痛むようなら市販の痛み止め(Tylenol)を飲むように言われて全ての処置が終わりました。ナースにウォークインクリニックやファミリードクターが開いている時間帯にこのような縫合などの怪我の処置がそこでできるのか質問したら縫ったり怪我の処置は病院やUPCCsでないとできないとのことでした。縫ったりするような処置の怪我の場合はウォークインクリニックが開いている時間帯でも病院に行かなければ処置できないようです。 

‍

UPCCsについてから処置が終わって帰るまで約4時間かかりました。かなり時間がかかるので待つために本や子供が遊べるものなど持参するといいかもしれません。突然の怪我や体調不良に備えて住んでいる市の病院や場所、開いている時間帯などをしっかり調べて情報を集めておくと安心です。

 

さて、もう10月も下旬になりカナダは朝夕の気温も下がり、寒さが少しずつ増してきたような気がします。風の季節がやってきたという感じでしょうか?‍

この時期になると、カナダの医療機関は多くの患者で賑わいます。カナダでは一般的に、軽い風邪の症状で病院を受診しない傾向があります。

特に風邪をひいて直ぐに医者に行くことは殆どありません。暫く熱が続いたり、症状が良くならない場合は、看護師のアドバイスを受けられるナースコールを利用することもあります。看護師と直接話して指示をあおぎます。風邪をひいて医者に行って逆に他の患者さんから風邪をうつされることもあるので、風邪で直ぐに医者に行くカナダ人は少ないと思います。勿論、高熱が持続するなど、風邪の症状が重い場合、医療機関を受診し、適切な医療サービスを受けます。 

‍

‍ここからは、一般家庭で備えられている一般的な常備薬や傷薬について現在カナダで子育てをしているお母様からのお話です。参考になさってください。

カナダの現地の人々が持つ常備薬は、個人の健康状態や家庭のニーズに合わせて異なりますが、一般的には以下のような薬の種類が有ります。薬の名前と種類をいくつか紹介しましたが、具体的な使用方法については、医師や薬剤師のアドバイスに従って下さいね。

 

主な風邪薬
 痛み止めと解熱剤、アセトアミノフェン(Acetaminophen)

痛みや熱を抑える薬です。熱が出たり、体が痛いときに使います。ブランド名にはTylenolがあります。

 

痛み止めと解熱剤、イブプロフェン (Ibuprofen)

イブプロフェンは痛みや熱を抑えるだけでなく、炎症(=関節の腫れや痛み、歯の痛み、捻挫、または筋肉の痛み)などを抑える効果があります。ブランド名にはAdvilやMotrinがあります。

  

咳止め薬(Cough Suppressants)

咳を抑えるための薬。ブランド名にはRobitussinがあります。

 

去痰薬(Expectorants)

痰を取りやすくする薬。ブランド名にはMucinexがあります。

  

鼻づまり薬(Nasal Decongestants)

鼻づまりを緩和する薬。ブランド名にはSudafedがあります。

  

喉の痛み、感染予防 (Sore throat)

イオジンを主成分とする殺菌薬、喉の感染症や喉の痛みを引き起こす細菌やウイルスに対して効果があります。喉の消毒に使用することで、感染症のリスクを軽減し、症状を緩和することができます。ブランド名には、Betadineがあります。

 

アレルギーの薬抗ヒスタミン薬、ディフェンヒドラミン (Diphenhydramine)

アレルギー症状(=しゃみ、かゆみ)の緩和や睡眠薬としても使用されます。ブランド名にはBenadrylがあります。

 

抗ヒスタミン薬,ロルタディン (Loratadine)

アレルギー症状(=鼻詰まり、くしゃみ、かゆみ)の緩和に使用されます。ディフェンヒドラミン より効果が持続するのが特徴です。ブランド名にはClaritin、Reactine があります。

 

胃薬抗酸薬(Antacids)

お腹の酸を中和し、消化不良や胃の不快感を緩和するための薬。ブランド名にはTumsやRolaidsがあります。

  

傷口のケアポリスポリン (Polysporin)

Polysporinは、細菌感染を防ぐための殺菌軟膏として広く知られています。小さな切り傷や、軽い火傷に使用されます。

‍

 ネオスポリン (Neosporin )

Neosporin(ネオスポリン)も傷口の感染を予防し、治療するための一般的なブランドです。殺菌軟膏として使用されます。ポリスポリンの比べると炎症を抑える効果があります。

 

バクチン(Bactine )

Bactineは、傷口の殺菌と鎮痛を組み合わせた製品で、かゆみや炎症を軽減するのに役立ちます。 

‍

 これらの薬は一般的な健康問題に対処するためのもので、最寄りの薬局やスーパーマーケットで処方箋無しで入手可能で、カナダの一般家庭で備蓄されています。一般的な症状や急な不調に対応する際に、これらの薬が手軽な解決策として役立つことがあります。しかし、これらの薬を使用する際には、使用方法や適切な投与量についての知識が重要です。

誤った薬の使い方や過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、医師や薬剤師に相談し、指導に従うことが必要です。また、これらの薬を使う際には、アレルギー反応や副作用にも注意が必要です。 

‍

‍皆さんも、風邪や健康の問題に充分に注意を払い、適切な医療のアドバイスを受けることをお勧めします。自己ケアは大切ですが、専門家の指導を受けつつ、安全に薬を使用するようにしましょう。健康を守るために、風邪に対しても十分な注意を払って下さいね。

‍

カナダの医療システムは、日本とは大きく異なります。特に、小さなお子様を連れて親子留学をされる場合は、渡航前にカナダの医療システムについて理解しておくことが大切です。

お薬はカナダでも購入できますが、普段から日本で使い慣れている常備薬を持参しておくと、いざというときにも安心ですね。ただし、処方薬や一部の医薬品はカナダへの持ち込みに制限がある場合があります。特に、継続して服用しているお薬がある場合は、渡航前に持ち込みに関する規則を確認し、必要に応じて医師や薬剤師にも相談しておきましょう。

事前に医療事情や必要な準備について知っておくことで、万が一のときにも落ち着いて対応しやすくなります。

お子様とのカナダ留学が、充実した楽しい滞在となりますよう願っています!

‍

カナダの親子留学について詳しくお知りになりたい方は、ぜひ下記のメールアドレス、またはホームページに掲載しているLINEのQRコードからお気軽にお問い合わせください。

info@jpbscanada.com

 

‍

関連記事
記事一覧へ戻る
CONTACT

お問い合わせ・相談

JPBSCのカウンセリングは無料です。留学の準備から渡航後の生活についてまで、皆さまのご質問・ご相談にお応えいたします。各種学校のお見積などもお気軽にお問い合わせください。

LINEで問い合わせる

IDから検索:

メールで問い合わせる

電話で問い合わせる

カナダ :
1-604-970-7943
LINEで相談!

JPBSCのカウンセリングは無料です。お気軽にお問い合わせください。

LINEを開く
LINEを開く