こんにちは。
カナダ在住36年、現地留学コンサルタントの真由美です。
現地での子育て経験と、これまで数多くの未成年留学生をサポートしてきた経験を生かし、「現地のお母さん」のように、いつでも安心して相談できる存在でありたい。
そんな思いで、一人ひとりの留学生活をサポートしています。
このブログでは、カナダ留学のリアルな情報や、保護者の皆さまに安心していただける情報を、現地からお届けしています。
今回は、カナダの新学期についてお話ししたいと思います。
いよいよ新学期!カナダの学校はいつから始まる?
長かった夏休みも終わり、いよいよ来週から学校が始まります。
今年はLabor Day(レイバーデー)の祝日が9月7日なので、新学期が始まるのは翌日の9月8日。
例年より少し遅いスタートとなり、いつもより一週間ほど遅く新学期が始まるような感覚です。
さて、今年も9月から親子留学をスタートされる方が数名いらっしゃいます。皆さん小学生のお子さんです。
日本とカナダでは、小学校のシステムや学校生活にもかなり違いがありますので、お母さんたちも少し緊張されているようです。そこで今回は、カナダの小学校では新学期をどのように迎えるのか、現地の様子をご紹介したいと思います。

新学期初日は?
日本では、新学期は始業式や入学式から始まりますね。
ところが、カナダの小学校には、日本のような始業式や入学式はありません。
服装も特別なものではなく、いつも通りの普段着で登校します。
ただ、「新学期」ということで、バックパックや靴などを新しくして登校する子供たちは多いです。
小学校の入学式も、日本のように保護者が参加して行われるものはなく、とてもカジュアルなスタートです。
そもそもカナダでは、幼稚園(Kindergarten)から学校生活が始まります。そのため小学1年生になるといっても、日本のように「初めて学校に入学する」という感覚ではなく、幼稚園からそのまま一つ上の学年に進むというイメージに近いかもしれません。
新しいクラスは、初日にはまだ決まっていない!?
日本では、始業式の日に新しいクラスや担任の先生が発表されますよね。
ところが、カナダでは少し違います。
1年生以上の生徒たちは、基本的に昨年度の教室へ登校し、新学期の初日は、先生やクラスメイトと久しぶりに顔を合わせます。
「夏休みはどう過ごしていたの?」
「旅行に行ったよ!」
「キャンプをしたよ!」
など、先生やお友達と夏休みの出来事を話しながら、新学期をスタートします。
学校や学区によって違いはありますが、初日は通常より短く、1時間程度で終了する場合もあります。
また、学校によっては、PAC(Parent Advisory Council)(日本のPTAに近い保護者組織)が、子供たちのお迎えを待つ保護者のために、体育館などでコーヒーやスナックを用意してくれることもあります。
そのため、初日は体育館などで他の保護者とおしゃべりをしながら、お迎えの時間まで過ごすお母さんたちもいます。
こういうところも、日本の学校とはずいぶん雰囲気が違いますね。
そして、2日目からはお弁当やスナック、水筒などを持って、通常の授業時間で登下校するようになります。

新しいクラスはいつ決まるの?
では、新しいクラスや先生はいつ発表されるのでしょうか?
カナダでは、夏休みの間、先生たちも長期のお休みに入ります。そのため、日本のように夏休み中に新年度のクラス編成をすべて決めておく、というスタイルではありません。
新学期が始まってからしばらくの間は、昨年度と同じクラス、同じクラスメイトと過ごします。
そして、1週間ほど経った頃に、新しいクラスや担任の先生が発表され、新しい教室へ移動します。
この期間に、先生たちは子供たちの様子や学習面などを見ながら、クラス編成を行っているようです。
日本の学校生活に慣れているお母さんにとっては、「え?新学期が始まってからクラスを決めるの?」と、ちょっと驚くところかもしれませんね。
学校への持ち物は?
日本の小学校では、新学期になると教科書やノートなど、学校で使う教材が配られます。
一方、カナダの公立小学校では、基本的に教科書を使わない学校が多く、先生が用意したプリントや教材などを使って学習することが多いです。
そのため、普段の通学時に持っていく荷物は、基本的には
- お弁当
- スナック
- 水筒
といったものが中心です。
鉛筆や文房具なども学校で用意されていることが多いため、日本の小学生のように毎日たくさんの教材を持って登校する必要はありません。
もちろん体操服もありません。体育の授業も普段着のまま行います。
教材費などとして、新学期にお金を学校へ支払うこともありますが、これは地域や学校によって異なります。
住んでいる市や学区によっては、文房具や学用品などを家庭で用意する必要がある場合もありますので、留学される場合は事前に確認しておくと安心です。

カナダの小学校の時間割はどんな感じ?
カナダの学校にも、州が定めたカリキュラムがあります。
ただし、授業の進め方や進度は先生によってかなり違います。
日本のように全員が同じ教科書を使って、「この時期までにここまで終わらせる」という形ではないため、先生の教育方針やクラスの状況に合わせて授業が進められます。
教科書を使わないことも多いため、普段どんなことを勉強しているのか、親からすると少し分かりにくいこともあります。
学年末になると、それまで授業で使ったプリントなどを子供が持ち帰ってくるので、
「こんなことを勉強していたんだ!」
と、そこで初めて知ることもあります。
普段の学習内容については、子供に聞いたり、先生からのお便りや学校からの連絡などを通して知ることが多いです。
遠足などの校外活動も、日本とは少し違います。
学校全体や学年全体で行くこともありますが、クラスごとに先生が計画する場合もあります。
そのため、同じ学校の同じ学年でも、クラスによって遠足や校外活動の回数が違うこともあります。
「スプリットクラス」とは?
カナダの小学校では、**スプリットクラス(Split Class)というクラス編成もよくあります。
これは、異なる学年の生徒が一緒に学ぶクラスです。
例えば、
グレード 2 +グレード 3
グレード 4 + グレード 5
といった組み合わせです。
日本で育った私たちからすると、
「違う学年の子供たちが一緒に勉強して、どうやって授業をするの?」
と、最初は少し不思議に感じますよね。
私も初めて知ったときはそう思いました。
スプリットクラスには、もちろんクラスの人数調整という面もありますが、異なる学年の子供たちが一緒に学ぶことで、上級生が下級生を助けたり、互いに教え合ったりする機会が生まれます。
そうした経験を通して、学力だけでなく、協調性や社会性などの発達にもつながるという考え方があります。
「なるほど、そういう意味もあるのか」と、私自身も納得しました。
日本とは違った教育の考え方を知ることができる、カナダならではのスタイルの一つですね。

日本と違うからこそ、面白いカナダの学校生活
このように、日本の学校生活に慣れている私たちからすると、「えっ、そうなの?」と驚くことが、カナダの学校にはたくさんあります。
でも、子供たち自身は、日本でもカナダでも、新学年を迎えるときの気持ちはきっと同じなのではないでしょうか。
「新しいクラスはどうなるかな」
「先生は誰かな」
「新しいお友達ができるかな」
楽しみな気持ちと、ちょっぴり不安な気持ち。
それは日本の子供たちも、カナダの子供たちも同じですよね。
今年は、留学生としてカナダの小学校のGrade 4からスタートする生徒さん、Grade 5からスタートする生徒さんもいらっしゃいます。
初めての環境ですから、学校生活に慣れるまでには少し時間がかかるかもしれません。
でも、焦らなくて大丈夫。
少しずつカナダの学校生活に慣れて、ぜひたくさんのお友達を作り、楽しい留学生活を送ってほしいと思っています。
そして、同行されるお母さまたちにも、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。
お子さんが学校に通っている間、もし機会があれば、学校のボランティアに参加してみたり、現地の保護者の方と交流してみたりしてください。
そうした小さな交流から、カナダの文化や習慣を知ることができます。
親子留学は、お子さんだけの留学ではありません。
お母さん自身もカナダで生活し、現地の人たちと触れ合い、新しい文化を体験する。
それも親子留学の大きな魅力だと思います。
これから始まる新学期。
今年カナダの学校生活をスタートする皆さんが、一日も早く学校に慣れ、たくさんの素敵な思い出を作れますように。
私も「現地のお母さん」のような気持ちで、皆さんの留学生活をしっかりサポートしていきたいと思います。
カナダでの新しい学校生活を楽しみましょう!








